2010年5月 7日

映像科各大学案内〜東京造形大学〜


今回は東京造形大学にスポットを当ててみます。

まずHPを開くと『東京造形はビダイじゃない!?』というコピーが眼に飛びこんできました。
リンクをクリックすると学長であり映画監督である諏訪敦彦氏のテキストが。

私たち東京造形大学は43年前に、「美術」でも「デザイン」でもない、まったく新しい言葉として「造形」という言葉を大学の名に選びました。そのとき私た ちは、この新しい言葉を通して従来の言葉が持つ既成概念から自由になろうとしたのです。あらかじめ与えられた意味を疑い、枠にとらわれず、領域を超えた新 しい価値を探る運動。社会とのかかわりのなかに、自己の表現を創り出す行為。システムにたよらず、自分自身でものを考えるはたらき。

美術大学というカテゴリに嵌らない、ということでしょうか。

東京造形大学で映像関連専攻というと、写真、映画、アニメーション、メディアデザインということになります。前回の武蔵野美大に比べると入口は細かく分かれています。

写真専攻領域

観察し、発言するための写真の学習を通した、<現代の眼のリーダー>を送り出すこと。同時に、写真学習の体験を社会のあらゆる方向へと開いて、自己の可能性を探求してほしい。これが写真専攻領域の目標です。

研究指標として「ドキュメンタリーフォトグラフィ」と「クリエイティブフォトグラフィ」の2つが揚げられています。ホンマタカシ氏が客員教授に就任というニュースページ

映画専攻領域

映画専攻領域では、この拡大された映像概念を文化あるいは芸術表現のあらわれとしてとらえかえし、その歴史と新たな発展の可能性を追求します。「映画表現」と「映像表現」が、この追求における指標となります。本学の映画教育の大きな特徴は、全ての学生が課題作品の制作において、各パート(プロデュー サー、シナリオライター、ディレクター、カメラマン、サウンドマンなど)に分かれず、その全体を学ぶように進むところにあります。

研究指標として「映画表現」と「映像表現」の2つが揚げられています。映画専攻だからといって映画しかできないというわけではないようですね。

アニメーション専攻領域

動画などによる平面表現のアニメーション、人形などによる立体表現のアニメーション、手描きなど手工によるアニメーション、デジタル技術を駆使したアニ メーション、産業的・商業的なアニメーション、またアート・アニメーションにも十分に配慮した教育課程となっています。さらに共通科目に配した理論・歴史 系の科目をあわせて、理論と実践、創作と研究にバランスよく取り組むことを目指しています。

アニメーション専攻の研究指標は「アニメーション」のみですね。多様化するアニメーションの表現手法、表現ジャンルを隈無く学習することができそうです。

メディアデザイン専攻領域

メディアデザインは、種々のメディアの振る舞いを"情報環境の生態学"という視点から観察・分析し、生活、学習、仕事といった個人の生の営みと互酬的な関係にある、"より大きなシステム"の変化を人々に気付かせます。
メディアデザインは、そうした対面のコミュニケーションを前提としない、特定の関心事に集う刹那の匿名集団の活動をドキュメントするためのツールと、さらには、そこに記憶=歴史として蓄積される知的資産の供用の可能性を提供します。

研究指標として「アート&メディアテクノロジー」と「インターフェイスデザイン」の2つがあります。プログラミング言語の習得からメディアアートまでメディアや環境に対する思考を深められそうです。


各専攻のページで学生の作品を見ることができるのでそちらもぜひ!
今年の6月に新校舎ができるようで、それも楽しみです!(o)