2011年9月 3日

二学期始まりました!

長いようで短かった夏も終わり、昨日から二学期が始まりました。

二学期のカリキュラムとしては、まず9月に最後の映像実習を行います。
恒例のCM制作の課題で、出されたお題(商品)に対して30秒前後の映像作品を作ります。
CMは短い尺の中で明確なコンセプトと、無駄のないカット割り、アングル選びが求められます。
じっくり丁寧に作ることで受験で作る作品に向けてのヒントも見出せるはず。

10月からはいよいよ受験対策が始まります。
武蔵野美術大学、東京造形大学、日本大学芸術学部、多摩美術大学などの入試を想定しながら、様々なテーマや形式の課題を繰り返し、ステップアップしていきます。
出題する課題には裏テーマのようなものがあり、講師が受験までの道筋を考え、ミーティングして決定していきます。
それは過去の入試問題から読み解ける傾向を分析したものであったり、これからの作品の作り手に必要だと思われるものであったり様々なのですが、比較的易しい出題から徐々にハードルを上げていく形になるので、わかりやすいステップを踏んでいけると思います。

行事としては、11/6に公開コンクールが行われます。
公開コンクールはどばた生だけでなく、全国から受講できる模擬試験のようなものです。
例年他予備校からの受講もあり、緊張感のある刺激的な行事になっています。
コンクール後は昨年度の在校生を招いての合格者座談会を行います。
合格の秘訣や勉強のポイント、大学生活の様子などを等身大の言葉で語ってもらいます。

あとは学科模試!が3回あります。
学科の出来は合格の分かれ目なので抜かりなく対策してほしい!

残暑厳しい季節ですががんばっていきましょう!


ちなみにBanksyの「EXIT THROUGH THE GIFT SHOP」おもしろかったのでおすすめです。
池袋でも上映してるようですよ。

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(o)

2010年7月 4日

映像か?デザインか?


映像を作りたい!と思った段階で、作りたい映像がCMやアニメーションであれば、専攻は映像系がいいのかグラフィックデザイン系がいいのか?と悩むこともあるかもしれません。
グラフィックデザインの学科でも映像は作れますし、大学の卒業制作は映像作品ということも珍しいことではないと思います。
では何が違うのか?という話を書いてみようかと思います。

その答えの一端は大学の入試問題と、それに伴う予備校でのトレーニングの違いに表れていると言えます。
グラフィックデザインの入試の多くに「平面構成」というアクリルガッシュを使った課題が出題されますね。これは出題に対していかにわかりやすく、きれいに、インパクトを持って課題に答えるかということが重要です。それは印刷物、ポスターや雑誌などの紙面、を飾る場合に如何に読者の眼に視覚的に訴えることができるか、眼に留まるか、という前提を持った要求です。
対して映像科の入試対策では絵と言葉を使います。なぜ言葉なのかというと「時間」ということに関係があります。映像は映画なら120分ないし90分、テレビのアニメーションなどは30分、CMなら15秒という時間があります。そのなかに出来事を収めていくわけですが、言葉は例えば「昨日彼女にふられて今朝から憂鬱なんだよね」という会話でさえ時間と出来事を内包します。映像が時間を持つメディアであるが故に、そのトレーニングとして言葉を使うことが求められるわけです。
作者の発想をわかりやすく、という意味ではどちらも同じですが、その方法論に違いがあるわけです。CMは15秒という短い時間ですので、グラフィックデザインのトレーニングで培った即効性が有効だったりします。逆に短い時間の中にドラマを作り、シリーズなどで見せる方法は映像的と言えるかもしれません。

また、大学入学後にアニメーションを選択するとして、その他のカリキュラムで何をやるのかということも違います。グラフィックデザインは上記のように印刷メディアと密接です。色彩や構成、タイポグラフィなどは印象的な紙面作りに重要なファクターですし、大学で学ぶことでもあると思います。映像学科の多くでは専門領域の歴史や、映画や写真など他の映像メディア、音響など映像制作にまつわることを学び専門領域の制作に活かします。他に何を学びたいかということも学科選びの基準になります。


僕はもともと予備校でデザイン科に通っていたのでデッサンや構成力の必要性を理解したうえで、それでも日々の課題になにか物足りなさを覚え、映像コースも受講、受験しました。その物足りなさは「時間」を操作する=編集するということと関係してたんだなあと今では思います。映像の予備校での課題を経験して制作に対する考え方が楽になりましたね。とにかく悩んだら相談に来て頂ければと思います!(o)

2010年5月22日

映像科各大学案内〜日本大学芸術学部〜


今回は日本大学芸術学部の紹介です。

トップページのアニメーションがやばいです。
なぜ猫なのでしょうか。なぜマダコなのでしょうか・・・
わかりません・・・

写真学科、映画学科、ともに伝統があり、著名な映画監督や写真家を輩出しています。
話題の映画『鉄男』の塚本晋也監督も日芸卒ですね。
ちなみにどばた映像コースには塚本晋也監督のDVDコレクターズBOXがあります!

写真学科

カリキュラムは「表現」と「理論」の2分野を基本に構成。写真の歴史や芸術論と、写真表現に必要な基本的な研究・実技、さらにカメラ・レンズや光学系の知識も深め、写真の本質を追究します。

また制作や発表の場を通して学生一人ひとりの個性が伸ばせるよう、スタジオやデジタルラボ、暗室、展示場などの設備も充実。ソフト・ハードの両面を学び、効果的に自分を発信できる総合力を身につけた写真家を育てます。

「表現」はもちろんのこと、写真史や光学など「理論」面でも学習できそうです。

写真学科の特設サイトもあり、各年代の卒業制作のレビューを見ることができます。


映画学科

理論・評論コース

映画・映像の研究者や評論家、映画ビジネスの専門家など、映画・映像の理論的知識を持った映画人育成を目的としたコースです。

映像コース

映像に関する理論的研究と並行しながら、映像制作を行うことによって、メディアへの理解を総合的に深めていくコースです。

脚本コース

シナリオの創作のために、シナリオのテクニック、シナリオの方法論を学ぶ実習系の授業と、映画、シナリオの理解を深める研究系の授業を二本の柱にカリキュラムを展開しています。

監督コース

ドラマ、ドキュメンタリー、アニメーションなどジャンルにとらわれず映像を用いた物語世界の構築がコースの基本理念です。

撮影・録音コース

1年次からすぐに各種カメラや録音機の取扱いなど実践的技術を習得します。また、映画全体を理解するための幅広い基礎も学び、一人ひとりが簡単な作品を制作します。

演技コース

映画俳優の育成を目指して、実践的なカリキュラムを用意しています。

と、同じ映画でありながら、東京造形大学に比べて専攻が細かく分かれています。「スペシャリスト教育」が学科の理念としてあるようです。

特設サイトで授業風景を見ることができます。ロケやセット作りなど、本格的です。


放送学科

テレビ(映像)もあればラジオ(音声)もある。また報道、教育、娯楽のすべてのジャンルをカバーし、それらを融合した番組も多数存在する。放送は、とても間口が広く、常に新たな可能性が広がっている世界です。

放送学科は名称通り、放送全般に携わる学科ですね。ustreamなどネット中継が盛んになってきている現在、どのような授業が行われているのか気になります。


また江古田に新校舎ができましたね。芸術資料館では写真、映画などの貴重な資料の閲覧ができるようです!(o)

2010年5月14日

各大学オープンキャンパス&進学相談会日程


武蔵野美術大学(鷹の台キャンパス)
  • オープンキャンパス 6/12(土)、13(日)
  • 進学相談会 8/21(土)、22(日)

多摩美術大学(八王子キャンパス)
  • オープンキャンパス 7/17(土)、18(日)
  • 進学相談会 8/21(土)、22(日)

東京造形大学
  • オープンキャンパス 7/16(金)、17(土)、18(日)
  • 進学相談会 5/29(土) 新宿NSビルBF

女子美大
  • オープンキャンパス 7/18(日)、19(祝)杉並・相模原
  • 学校説明会 5/21(金) ハイアットエージェンシー東京BF(新宿)

自分の目で学校を見るのが一番のモチベーションになります
受験生は足を運びましょう!(o)



2010年5月 7日

映像科各大学案内〜東京造形大学〜


今回は東京造形大学にスポットを当ててみます。

まずHPを開くと『東京造形はビダイじゃない!?』というコピーが眼に飛びこんできました。
リンクをクリックすると学長であり映画監督である諏訪敦彦氏のテキストが。

私たち東京造形大学は43年前に、「美術」でも「デザイン」でもない、まったく新しい言葉として「造形」という言葉を大学の名に選びました。そのとき私た ちは、この新しい言葉を通して従来の言葉が持つ既成概念から自由になろうとしたのです。あらかじめ与えられた意味を疑い、枠にとらわれず、領域を超えた新 しい価値を探る運動。社会とのかかわりのなかに、自己の表現を創り出す行為。システムにたよらず、自分自身でものを考えるはたらき。

美術大学というカテゴリに嵌らない、ということでしょうか。

東京造形大学で映像関連専攻というと、写真、映画、アニメーション、メディアデザインということになります。前回の武蔵野美大に比べると入口は細かく分かれています。

写真専攻領域

観察し、発言するための写真の学習を通した、<現代の眼のリーダー>を送り出すこと。同時に、写真学習の体験を社会のあらゆる方向へと開いて、自己の可能性を探求してほしい。これが写真専攻領域の目標です。

研究指標として「ドキュメンタリーフォトグラフィ」と「クリエイティブフォトグラフィ」の2つが揚げられています。ホンマタカシ氏が客員教授に就任というニュースページ

映画専攻領域

映画専攻領域では、この拡大された映像概念を文化あるいは芸術表現のあらわれとしてとらえかえし、その歴史と新たな発展の可能性を追求します。「映画表現」と「映像表現」が、この追求における指標となります。本学の映画教育の大きな特徴は、全ての学生が課題作品の制作において、各パート(プロデュー サー、シナリオライター、ディレクター、カメラマン、サウンドマンなど)に分かれず、その全体を学ぶように進むところにあります。

研究指標として「映画表現」と「映像表現」の2つが揚げられています。映画専攻だからといって映画しかできないというわけではないようですね。

アニメーション専攻領域

動画などによる平面表現のアニメーション、人形などによる立体表現のアニメーション、手描きなど手工によるアニメーション、デジタル技術を駆使したアニ メーション、産業的・商業的なアニメーション、またアート・アニメーションにも十分に配慮した教育課程となっています。さらに共通科目に配した理論・歴史 系の科目をあわせて、理論と実践、創作と研究にバランスよく取り組むことを目指しています。

アニメーション専攻の研究指標は「アニメーション」のみですね。多様化するアニメーションの表現手法、表現ジャンルを隈無く学習することができそうです。

メディアデザイン専攻領域

メディアデザインは、種々のメディアの振る舞いを"情報環境の生態学"という視点から観察・分析し、生活、学習、仕事といった個人の生の営みと互酬的な関係にある、"より大きなシステム"の変化を人々に気付かせます。
メディアデザインは、そうした対面のコミュニケーションを前提としない、特定の関心事に集う刹那の匿名集団の活動をドキュメントするためのツールと、さらには、そこに記憶=歴史として蓄積される知的資産の供用の可能性を提供します。

研究指標として「アート&メディアテクノロジー」と「インターフェイスデザイン」の2つがあります。プログラミング言語の習得からメディアアートまでメディアや環境に対する思考を深められそうです。


各専攻のページで学生の作品を見ることができるのでそちらもぜひ!
今年の6月に新校舎ができるようで、それも楽しみです!(o)

2010年4月16日

映像科各大学案内〜武蔵野美術大学〜


今回からしばらく、主に関東の各大学映像系学科紹介をしていこうかと思います
オープンキャンパスや卒業制作展などがその学校の校風を知るのに最適ですが、大学ホームページにもそれぞれカラーがありおもしろいです

まずは武蔵野美術大学造形学部映像学科!
1990年に開学ということなので、今年は20周年ですね!おめでとうございます!

ホームページはコチラ

学科概要

「時間」を意識し、イメージすることで、映像という広大な世界への旅が始まる。

映像には、写真、ドラマ、映画、アニメーション、コンピュータ・グラフィックス、メディア・アート、イメージフェノメナンなどさまざまな表現がありますが、「時間」を軸として、あらゆる分野を総合的に学ぶことに、本学科の最大の特徴があります。

映像の世界は、次々に開発された新しい技術によって表現の幅を広げ、相互に影響・融合し合っています。こうした現状に対して最先端の映像教育を実現するた めに、あらゆる分野の第一線の教師陣と、最新の施設や映像機材を用意しています。もう一つの特徴は、ケミカル写真表現のような伝統的な授業を堅持するとと もに、今後映像の主流となる「デジタル・ハイビジョン」を主軸としていることです。

このような広がりの中で映像の総合教育を展開し、卒業生は映像作家として、あるいは各分野の企業で着実に活躍しています。武蔵野美術大学の映像学科は、映像社会を担う未来のクリエイターを数多く送り出しています。

カリキュラムとして、まず特徴的なのが「総合的に学ぶ」という点でしょうか

1,2年生時に写真、ドラマ/ドキュメンタリー、アニメーション、CG、メディアアートなどを学び、3,4年生で各自、専門領域を選択していきます

その選択コースが

[写真表現コース]

機械を介在させ、フレームという視界の中で、しかも事実の表皮と輪郭しか捉えられない「写真」表現の基本を直視しながら、それを超えていく方法を模索していきます。

[映像表現コース]

・ドラマ・ドキュメンタリー

演出、技術、美術、俳優が一体となって架空の物語を紡ぐドラマや映画、ジャーナリズム性と創造を本質とするドキュメンタリーの、企画から制作までを体験します。

・アニメーション(手描き/CG)

手描きやCGを中心に、実写映像、マンガ、絵本、イラストレーションなど隣接領域とも連動させながら、「プロとしてのスタート」をめざします。

・メディア・アート

複数の感覚を同時に対象とする芸術の歴史や理論、表現の方法論などの研究を踏まえたうえで、自分の創造活動の意義と目的を確認し、作品として完成させることをめざします。

・イメージフェノメナン

現実世界の映像素材に、見立て、解体、変質、スケールや次元の変換、時間を与える・奪うなどの操作を加え、映像の中にしかない現象を表現する、新領域の確立をめざします。

ということになります

様々な表現方法を学ぶことで、映像に対する幅広い視野が得られると共に、専門分野を深めていく段階で各領域の知識や技術を応用することができます

「イメージ・フェノメナン」という言葉は聞き慣れないものかもしれませんが、こちらのページに詳しい解説が載っています

また、研究室サイトにより細やかな授業内容や課外授業などの情報が載っているのでチェックしてみてください!(o)

2010年4月10日

映像の歴史〜dobazou編〜


今日から新年度!

面接に来る学生から、映像学科ってなに?どんな分野があるの?という質問をよく受けます
ということで、改めて映像についてまとめてみます

「20世紀は映像の世紀」とどこかで聞いたことがありますが、映像はますます広がりを見せています
映像は19世紀のはじめにニセフォール・ニエプスがカメラ・オブスキュラを用いて撮った写真が、その歴史の始まりと言われています
それが動画となったのが19世紀後半、リュミエール兄弟が「汽車の到着」を撮影し、映画の歴史が始まりました

20世紀のテレビ・メディアの発達に伴い、報道、ドラマ、コマーシャルフィルム、アニメーション、ミュージッククリップなどが盛んになり、家庭用テレビゲームが普及し、映像がぐっと身近なものになります

80年代にはアーティストが写真や映像を用いて作品を作るようになり、美術館やギャラリー空間においても一般的なものになりました
90年代後半にはインターネットのインフラが整い、今ではYouTubeやニコニコ動画などネットを通じて映像を見ることが当たり前のこととなっています

以上が今日までのごくごく簡単な映像の歴史ですが、現在のおおまかな映像分野の分布が下の図になります



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映像はアートとコマーシャルの領域を横断するハイブリッドな表現形態です

同じ写真やアニメーションでも、掲載する媒体や上映するメディアが異なれば、アートにもデザインにもなり得ます
メディアアートやVJなどではリアルタイムで体感的に映像を見ることができ、2010年に入り活性化しているustream(ウェブ上でのライブ中継)では極個人的な映像を手軽に配信することが可能になっています
ハリウッド映画は3Dが主流となりつつあり、町中や電車内などで見かける広告も近年は映像化されています

進化の真っ最中の映像表現ですが、表現の可能性はどんどん広がっています!(o)

2010年4月 6日

復活!


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dobazouブログひさしぶりの更新!
というのも、ムサ美入試後にmacが突如故障!
入院生活を余儀なくされてしまいブログの更新はおろか課題作りもままならない状態だったわけです...とほほ...
新年度に間に合ってよかったー

2010年度、いよいよ始まります
今年度の映像金土日コースは10日(土)からスタートです
年間37週の中で、受験対策はもちろん、写真&映像実習、映像鑑賞、美術館見学、合格者座談会などさまざまなイベントを織り交ぜて、作ることの基礎力を身につけていきます

映画、アニメ、メディアアート、写真、ミュージッククリップ、ウェブなどいよいよ映像がおもしろくなってきたと感じます
興味のある方、ぜひ一緒にたのしみながら学びましょう

今年はdobazou.comも一層活性化させていく予定!アップグレード!パワーアップ!
チェックしてください!(o)